小野園では豊富な種類のお茶を取り扱っております。いろいろなお茶の特徴をご紹介します。
私たちがもっとも親しんでいるお茶。
春から盛夏前ごろまでの若い芽を丁寧に摘みとります。
ビタミンやミネラルなどのエキスも豊富に含まれ、味・色・香りともに良く、まろやかな味が愛されています。
小野園では、自然の恵みをたっぷり受けた煎茶を、こだわりの深むし製法で仕上げています。
小野園の深むし煎茶へのこだわりは、こちらでご覧いただけます。
高級煎茶のお茶名で、いわゆる「玉露」とは別のものです。
なぜ「天然玉露」という名が付いているのか?
それは、次のような理由があるのです。
いわゆる「玉露」は、収穫前の20日間前後、「こも」、つまりマコモという植物で編んだ「むしろ」をかぶせて光をさえぎり、光合成を抑えます。
こうすることで、旨み成分(アミノ酸)が増え、渋み成分(カテキン)が減り、独特の芳香と甘みをおびた味わいになります。
御殿場では、こもをかぶせるような人為的なことはしなくても、玉露のような味わいのお茶が育ちます。
なぜなら、御殿場の気候が、こもの役目を果たすからです。
自然に発生する山霧や、高地ならではの日照時間が、何もしなくても天然の作用が玉露のように甘くまろやかなお茶を育てるのです。
小野園では、御殿場の気候が生むこの「玉露のような味わいの煎茶」を独自の深むし製法で仕上げ、「天然玉露」として皆さまにおすすめしております。
小野園の深むし煎茶へのこだわりは、こちらでご覧いただけます。
抹茶は、「こも」をかぶせて育てた新芽を使います。
煎茶は、摘んだ茶葉を蒸したあと、揉んでから乾燥させますが、抹茶は蒸したらすぐに乾燥させます。
それから葉脈などを取り除き、石臼でひいて粉末状にします。
茶葉をまるごといただくため、ビタミンやタンニンがたっぷり。
(ただしカフェインも多くなります)。
伝統的なお作法もありますが、ティータイムにポットのお湯で淹れたり、砂糖やミルクとあわせて「抹茶ミルク」として飲んだりと、生活の中で気軽に楽しめるのも魅力です。
お茶の葉ではなく、茎の部分を使用したお茶で、形が細長いので「棒茶」と呼ばれます。
新芽の一芯三葉を煎茶に、茎を棒茶に使います。
茎が持つ独特のさわやかな香りと軽やかな味わいをお楽しみください。
春先に伸びる若芽を使用したお茶です。
煎茶や玉露を製造するとき、芽の部分を選別したものです。
やや渋味がきいた濃い味が特徴で、茶葉は丸まっています。
芽の部分はお茶のエッセンスが詰まっていて味が濃厚なので、深いコクが出ます。
煎茶や玉露を製造するとき、壊れてしまった葉を使用します。
緑色があざやかで、味が濃いお茶。
茶葉がとても細かく、一部は粉末状になりますので、濃厚な味が出ます。
コクがあって、口の中をさっぱりさせますので、特に食後におすすめのお茶です。
お寿司屋さんの「あがり」は粉茶。
味わい濃厚で、あと味はさっぱりしているので、口の中に残った魚の脂を流すのに適しているためです。
煎茶や茎茶と、炒った玄米をブレンドしたお茶です。
はぜた玄米が入ると、見た目の色合いも鮮やかになります。
さっぱりとした口あたりと、香ばしい玄米の香りがポイント。
脂っこい料理のあとにもよく合います。
煎茶は若い芽を摘んで作りますが、番茶は、煎茶を摘んだあとに残った、成長した茶葉を摘んで作ります。
じゅうぶん成長した茶葉なのでタンニンが多く、軽くてサラリとした味と香りが特徴です。
番茶や煎茶を強火で炒ったお茶です。
炒ることを「焙(ほう)じる」と言い、そこから「ほうじ茶」の名がつきました。
焙じることで渋み成分(カテキン)が減り、さっぱりとした口あたりになります。
カフェインも少ないので、夜でも安心してお飲みいただけます。
また、小さなお子さまや病気のかたでもお飲みいただけますので、お茶の香ばしい風味を楽しみながら、水分補給することができます。