小野園の深むし茶は、二煎目、三煎目もおいしいのが特徴です。
(※最初に淹れたお茶を「一煎目」、それを淹れ終わってから、再び急須にお湯を入れて淹れたお茶を「二煎目」、その次を「三煎目」と呼びます)。
二煎目、三煎目をおいしく淹れるにはコツがあります。
一煎目のあと、茶葉が蒸れすぎたり開きすぎたりすると味わいが損なわれてしまいますので、そうならないよう、急須にお湯と熱気を残さないようにします。
最後の一滴まで絞りきる
お湯を残さないようにするには、一煎目のとき、最後の一滴まで絞りきるように湯飲みに入れることです。
(最後の一滴には、お茶のエキスとうまみが凝縮されていますので、二煎目を淹れる予定がなくても、ぜひそうしてくださいね!)
急須のふたを外しておく
熱気を残さないため、一煎目を淹れたら、急須のふたを外しておきます。
一煎目を淹れるときはお湯を注いでからふたをして1分ほど待ちますが、二煎目の待ち時間は10秒ほどで充分。
一煎目のときに茶葉の「より」がほどけていますので、あまり待たなくてよいのです。
お湯の温度は一煎目よりもやや高くするのがポイント。
三煎目はさらに温度を高くして、待ち時間はほとんど不要。
毎回、味が違います
独立行政法人 農林水産消費安全技術センターの調査によりますと、95度のお湯で淹れた場合、甘み成分のテアニンは一煎目で最もたくさん出て、二煎目でもかなり出ますが、三煎目ではあまり出ません。
一方、しぶみ成分のカテキンは、少しずつ減るものの、あまり変化はありません。
一煎目で馥郁とした香りと味を、二煎目ではさわやかさを、三煎目では渋みをお楽しみください。