■「逆光」が基本
立ち位置や角度も工夫して
飲み物や食べ物の写真を撮る時、光は基本的に「逆光」がおすすめです。
被写体のうしろに光源があるように、自分の立ち位置を調整します。
一番簡単なのは、窓際で撮影することです。「窓→お茶→カメラ(自分)」の順の配置になるように立てば、自然と逆光に。
窓がない、窓が遠いといった時は、照明器具との位置を調整したり、ライトを使ったりします。
お茶の向こうにライトを置けば、逆光になります。
撮る角度も、「真上から」「60度上から」「45度上から」「30度上から」など、いろいろ変えて工夫してみてください。
お茶を飲んだり食事をしたりする時の、人間の視線の角度は45度と言われています。45度で撮った写真が一番自然な角度になるようです。
一方、真上や60度上、30度上など、ひと工夫した角度で撮ると、SNS映えします。
■緑色がきれいに映えるようにする
ガラス製茶器もおすすめ
お茶写真の「映え」は、緑色が命です。お茶の緑色がきれいに写るように撮影したいですね。色のコントラストを上手に利用すると、緑色がきれいに見えます。
お茶が置いてあるテーブルの色や、湯呑の色に気をつけてみましょう。
テーブルクロスを白やベージュ、茶托をこげ茶など濃い色、湯呑を白にすると、「明るい色のテーブル→濃い色の茶托→明るい色の湯呑→おいしそうな緑色のお茶」という色のコントラストが完成します。また、陶器の湯呑ではなく、ガラス製のものにお茶を淹れ、逆光で撮るのもおすすめです。熱いお茶の場合は、耐熱ガラスで。
茶器やテーブルクロス、ランチョンマットなどを変えて、いろいろなコントラストを作ってみてください。
次回は、「見てくれる人に楽しんでもらうひと工夫」についてお話しします。
小野園トップページの写真をぜひご覧ください。
典型的な「逆光・湯呑や茶托との色のコントラスト」写真がこれです!
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