日本には、お茶の神様が祀られている神社があるのですが、どこにあるかご存じですか?
お茶の名産地である静岡県にありそうですが、実は徳島県にあるのです。
徳島県勝浦郡上勝(かみかつ)町にある、「茶神八幡神社(さじんはちまんじんじゃ)」です。
平家の落人であった横尾権守(よこおごんのかみ)が背負っていた「八幡大菩薩」を祀ったのが始まりと伝えられています。
横尾権守は平安末期に、中国で「晩茶」の製法を学んで帰国し、この地に伝えたという言い伝えがあります。
上勝阿波晩茶は「幻のお茶」と呼ばれ、徳島県の名産品として知られています。
特に神田集落で作られた晩茶は「神田茶」として徳島県伝統的特産品に指定されています。
一方、東京都にもお茶の神社があります。
中央区日本橋人形町の「茶ノ木神社」です。こちらは、かつて周囲に茶の木が植えられていたのでその名がついたそうです。八十八夜には献茶式が行われる伝統があります。
また、新宿区八幡町には「茶ノ木稲荷神社」もあります。この神社におまいりしてお茶断ちをすると、眼病が治ると言われています。
静岡県には、毎年新茶の時期に献茶式を行う静岡浅間神社(静岡市葵区)や、門前の「ことまち横丁」でお茶詰め放題の実演販売を楽しめる遠州一宮小國神社(周智郡森町一宮)など、お茶にゆかりの深い神社があります。
小野園の隣には、名水がわき出る新橋浅間神社があり、この水で淹れたお茶はとてもおいしいと評判です。
静岡に来ることがあったら、ぜひお立ち寄りくださいね。
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