お茶を淹れる際、どんな水を使うかで味も変わってきます。
●水道水
水道水には、細胞の増殖を抑えるため、カルキが含まれています。
カルキは、水を清潔に保つため、また安全のために必要なものですが、カルキ臭がありますので、お茶を淹れる際にはこれを消したほうがおいしくなります。
カルキ臭を飛ばすためには、水を完全に沸騰させ、やかんのふたを外して、さらに5分ほど沸騰させ、水蒸気を飛ばすのがポイントです。
また、一晩汲み置きをするだけでも匂いがかなり飛びます。
ポットやペットボトル、鍋などに水道水を汲んで、ふたを開けたまま一晩置いておけば、翌朝にはお茶に使えます。
このとき、炭を入れるとさらに効果があります。
小野園の深むし茶をカルキ臭を消した水で淹れると、さらにおいしさがアップするので、ぜひお試しください。
●ミネラルウオーター
日本の水は軟水ですので、お茶も軟水で淹れるほうがおいしいでしょう。
なるべく硬度が低い水を選んでください。
軟水は、口当たりが丸くてまろやかですので、お茶もまろやかになります。
外国産のミネラルウオーターは硬水が多いので、購入する際は、硬度をチェックしてください。