現代の住宅事情では、ご自宅に仏壇がないかたのほうが多いでしょう。
でも、お盆やお彼岸に帰省して、実家や本家の仏壇におまいりすることがあると思います。
子どものころ、夏休みにおばあちゃんの家に泊まりに行ったら、朝、
「今日は○○ちゃんがお供えしんさい」
と、ごはんやお茶を渡されて、緊張した!という思い出があるかたもいらっしゃるのでは。
今回は、お茶やお水、ごはんの並べ方をご紹介します。
※宗派・寺院・地域によって違いがあることがあります。詳しくは菩提寺にお問い合わせください
■お茶・お水・ごはんの3点セット
東側にお茶、真ん中にごはん、西側にお水というのが一般的なようです。
ただし、厳密に決まっているわけではないので、あまりこだわる必要はないとのこと。
■お茶とお水
こちらも、東にお茶、西にお水ですが、同じくあまりこだわらなくて良いようです。
■お茶とごはん/お水とごはん
あなたから見て、飲み物を左、ごはんを右に置きます。
「ごはんは左じゃないの?」
と思うかもしれませんが、これは、「仏様から見てごはんが左」になるようにとのことです。
■お茶やお水が不要の宗派も
浄土真宗では、飲み物のお供えは不要とされています。浄土真宗では、人は亡くなるとすぐに極楽浄土へ行くため、喉が渇くことがありません。そのため、お供えはごはんだけで良いそうです。
■ごはんは炊きたてを
ごはんは、朝一番の炊きたてをお供えするものですが、生活習慣の多様化に伴い、毎朝必ずごはんを炊くとは限らないご家庭も多いでしょう。その場合、炊いた時にお供えするという形でかまいません。炊き込みご飯や雑穀米でも大丈夫。要は、「私たちがこうして毎日ごはんが食べられるのは、仏様とご先祖様のおかげです」という感謝の気持ちをお伝えすればよいのだそうです。
仏様やご先祖様は、ごはんやお茶の香りを楽しむので、冷めたら下げてよいそうです。固くならないうちに下げて、仏様のお下がりを頂くという人も多いようです。
※宗派・寺院・地域によって違いがあることがあります。詳しくは菩提寺にお問い合わせください
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ご先祖様や仏様にも、ぜひお供えください。
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