暑い時期は、冷蔵庫に冷たいお茶を常備しておくというかたも多いのではないでしょうか。
その冷たいお茶、お料理の下ごしらえに使ってみませんか。
お茶には消臭作用があるので、魚を調理する前に冷たいお茶で洗うと、生臭さが消えるのです。
サバやアジなどの光モノは、生臭さが苦手という人も多いようですが、冷たいお茶で洗うと特有のにおいが消えます。
また、ひたひたのお茶に少しつけておくと、脂も取れます。
高齢のかたや小さなお子さまなど、ジューシーすぎる魚(たとえば焼きサンマなど)はちょっと濃すぎて・・・という場合にお試しください。
ただし、長くつけすぎるとうまみまで溶け出してしまうので、5分ぐらいにとどめておいたほうが良いかもしれません。
マグロ、サーモン、カツオなどのこってりしたお刺身も、冷たいお茶でサッと洗うと、臭みが抜けます。
お茶の抗菌作用も期待できますね。
お茶の消臭成分はカテキン類ですので、カテキン類がたくさん抽出されたお茶を使うことがポイントです。
独立行政法人農林水産消費安全技術センター(FAMIC)の調査によりますと、お湯で淹れたお茶100ミリリットル中に、カテキンは142.0ミリグラム含まれますが、水出し煎茶の場合、同22.4ミリグラムだったそうです。
料理の下ごしらえには、お湯で淹れてから冷ました小野園の深むし煎茶をぜひお使いください。