熱中症の予防には、水分補給が何よりも大切です。
コンビニエンスストアや自動販売機で、ペットボトル飲料が手軽に手に入りますが、節約のため、家で作ったお茶を水筒につめて通勤通学する人も多いことでしょう。
朝、水筒に入れたお茶は、どれぐらいもつでしょうか。
まず知っておきたいのは、
「直飲みすると雑菌が繁殖しやすい」
ということです。佃煮や明太子など、保存容器に入れて毎日少しずつ食べるおかずでも、取り箸ではなく、食い箸で取るといたむのが早いですよね。それと同じです。
直接、飲み物に唇が触れるタイプの水筒ではなく、吸い口が飛び出すタイプの水筒のほうが、より安全だということです。
100円ショップなどで買える、プラスチックのボトルにスクリューキャップがついただけの簡便な水筒の場合、夏場はかなり注意が必要です。持って外に出るのはやめておいた方が良いでしょう。
購入したペットボトル飲料も、開封したら早めに飲みきってください。車の中などに置いたまま出てしまったなどの場合は、飲む前に匂いを確認します。
未開封でも、車の中に置いたものは危険です。容器であるペットボトルが直射日光で劣化し、中の飲料を守りきれなくなっています。
保冷タイプの水筒の場合、夕方までもちます。
ただし、直射日光に当たらない場所に保管した場合です。
屋外や車の中など、直射日光が当たったり、高温になったりする場所に置いておいた場合、保冷タイプでも一日もちません。なるべく早く飲みきりましょう。
雑菌は、人間の体温と同じぐらいの温度で早く繁殖しますので、水筒に氷を入れて、そそぐお茶もよく冷ましておくと、より安心です。
小野園では、水にも溶ける粉末緑茶をおすすめしております。
朝の忙しい時間でも、冷たいお茶がサッと簡単に作れます。水筒に氷を入れて、冷水で作った粉末緑茶を注いでください。