海外のかたにも大人気の抹茶。
農林水産省によると、2024年の緑茶の輸出額は過去最高の364億円だったそうです。2023年は292億円で、伸び率はなんと24.6%(※1)。
「欧州等において、健康志向や日本食への関心の高まり等を背景に、ラテやスイーツ等の食品原料として、抹茶を含む粉末状茶を中心に需要が増加」とのこと。
また清涼飲料水の輸出額も増えていますが、それも緑茶飲料の輸出が増えているからだとか(※2)。
さて、食品原料として需要が増加しているという「抹茶を含む粉末状茶」。
抹茶と粉末緑茶は、どんなところが似ていて、どんなところが違うのでしょうか。
まず、似ているところは「茶葉をまるごといただく」という点。カテキンやテアニン、ビタミンなど茶葉の成分をまるごと摂取することができます。
粉末状で溶けやすいので、料理やお菓子作りにも使えます。
違うところは、製造方法・味・飲み方・お値段などです。
・製造方法
抹茶:日光をさえぎって育てた茶葉を使い、葉脈や茎を取り除いて石臼で挽いて粉末にする
粉末緑茶:通常の煎茶を機械で粉末にする
・味
抹茶:濃厚でまろやか。緑色も濃い。カフェイン多め
粉末緑茶:通常の煎茶と同様の旨みと渋み。カフェイン含有量も通常の煎茶と同じ。色や香りはさわやか
・飲み方
抹茶:80度前後の少量のお湯で、茶筅でゆっくり混ぜ、泡立てて飲む
粉末緑茶:お好みの温度のお湯または水にさっと溶かして飲む。粉末や水分の量を調節して、通常の煎茶として飲んだり、抹茶のように濃くして飲んだりすることができる(泡は立たない)
・お値段
抹茶:特殊な育て方と製法のため、お高め
粉末緑茶:品物により値段はいろいろだが、一般的にお求めやすい
さて、粉末緑茶にもいろいろあります。
原料となる煎茶の茶葉がどんなものかによって、味や香りも違ってきます。
小野園では、深蒸し茶をベースにした粉末緑茶を扱っています。
もとの茶葉が深蒸し茶なので、味や色が濃いめです。
深蒸し茶ベースの粉末茶は、ラテやクッキー、ケーキといった洋菓子の材料として、抹茶の代わりに使う人も多いようです(和菓子作りには、やはり抹茶が適しています)。
小野園の人気商品「粉末緑茶まるごと」は、便利な小分けタイプやワンタッチボトルがあります。
飲んでおいしく、抹茶風味クッキーやケーキの材料にもなる「粉末緑茶」、ぜひ一度、お試しください。
賞味期限が長いので、非常用としてストックもできますし、外国のかたへのおみやげとしても喜ばれます。
【小野園の粉末緑茶「まるごと」はこちらから】
ワンタッチボトル
https://onoen.jp/green-tea-one-touch-bottle
小分けスティック
https://onoen.jp/product/ho013/
【非常食セットにお茶を ― 小野園コラムバックナンバー】
https://onoen.jp/column/column_123.html
【農林水産物・食品の輸出に関する統計情報 ― 農林水産省】
※1
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_info/attach/pdf/zisseki-260.pdf
※2
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_info/attach/pdf/zisseki-255.pdf