プーアル茶やウーロン茶、鉄観音茶などの中国茶を飲みながら、エビ蒸し餃子やしゅうまい、春巻き、肉まん、小龍包(しょうろんぽう)などの点心を楽しむ「飲茶(やむちゃ)」。
日本でもすっかり浸透して、中華街の専門店はもちろん、中華料理レストランやホテルで楽しむことができます。
「飲茶」は字のごとく、本来はお茶を楽しむ席。唐の時代に始まった習慣だと言われています。当初は、お茶うけに野菜の種や果物をつまんでいたそうです。
それがだんだん、さまざまな蒸し料理を楽しむようになったとのことですから、さすが食の国、中国ですね。
現代の飲茶では、お茶もさまざまな種類から選びます。料理のあとくちをさわやかにしてくれるお茶がたくさん用意されています。
何種類ものお茶から選ぶのであれば……日本茶でもよいのでは?!
ご自宅で、日本茶で飲茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。
飲茶で出るお料理は、ほとんどスーパーやコンビニで手に入ります。お料理が得意な人は、餃子やしゅうまいを自分で作ることもあるでしょう。
これらのしょっぱい料理のほか、ごま団子など甘いもの、マンゴープリンなどデザート系も用意しておくと、より楽しいですね。
点心に合う日本茶は、なんといっても「ほうじ茶」。さっぱりした味でどんな料理にも遭います。
「玄米茶」も、香ばしさが料理の脂をきれいに流してくれて、箸が進みます。
茎が持つ独特の青々としたさわやかな香りが特徴の「棒茶」もおすすめです。
親戚や友人で集まることが増える年末年始、日本茶の飲茶でお客様の印象に残る会食をぜひ楽しんでみてください。