静岡・鹿児島に続き、意外な都市がランクイン
1位静岡市、2位鹿児島市
総務省統計局では、国の経済政策・社会政策立案の参考とするため、月に一度、「全国家計調査」を行っています(注1)。勤労者世帯の収入の平均や、項目ごとの支出金額の平均が分かるため、何かと話題になる調査ですね。
このほど、2021(令和3)年のデータがまとまり、2019(令和元)年から21年(同3年)の品目別ランキングが公表されました(注2)。47都道府県の県庁所在地および、県庁所在地以外の政令指定都市のデータが対象です。
それによると、緑茶に対する支出金額日本一は、やはり静岡市。2人以上の世帯で年間2,007gの茶葉を購入し、8,924円を使っています。2位は鹿児島市で、1,155gを購入し、6,269円を使っています。全国平均が792gで3,709円なので、くらべるとかなり多いですね。
静岡も鹿児島も茶の名産地なので、納得の結果です。
3位は?
3位もお茶の名産地でしょうか。だとしたら三重? 福岡? 京都?
なんと、3位は長崎市で、年間1,166gを購入し、6,047円を使っています。
長崎県は漁業がとても盛んです。農業では、果物のビワ(全国1位)、じゃがいも(同3位)、菊の花(同5位)が有力な農産物で(注3)、お茶の栽培は盛んではありません。
それでも、お茶が大好きという人が多い土地柄なのでしょう。お茶の産出県としては嬉しい限りです。
4位は浜松市で、1,180gを購入し、5,799円を使っています。1位の静岡市と合わせると、静岡県はやはり全国でもダントツに茶葉への支出が多い県だと言えるでしょう。
茶飲料(ペットボトル・紙パックなどに入ったお茶)の支出では、静岡市は24位、浜松市14位、鹿児島市37位、長崎市42位となります。鹿児島市と長崎市が大きく減るのに対し、静岡市と浜松市は中位以上をキープしています。静岡県民は、茶葉を買って自分で淹れるだけでなく、ペットボトルのお茶もけっこう買うということなのでしょう。
家庭用の茶葉の選び方
開封したら早めに飲み切りたいので、多く買いすぎず、適量を買うのが大切です。1人前の1回の適切な量は茶さじ中盛り1ぱいです。グラムにすると2~3gなので、100g入りなら40~50回淹れられます。家族の人数に合わせて量を選んでください。
小野園では、ご家庭用茶葉は、100g入りと200g入りの2種類をご用意しております。
https://onoen.jp/product-category/katei-item/
注2:家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2019年(令和元年)~2021年(令和3年)平均) – 総務省統計局