小野園は1911(明治44)年に創業しました。
おかげさまで、2021年5月には創業110年を迎えます。
10年前、2011年には創業100年を記念して『百年の極 芳翠』を新発売いたしましたが、以来10年、ずっと小野園のベストセラーです。
そして、2021年は丑年です。
牛は十二支の動物の中で最もマイペースでゆっくり動き、草を食べる時も丁寧に噛むことから、丑年は一歩一歩丁寧に、焦らず着実に進んでいく年とされています。普通の煎茶よりも、茶葉を長く蒸す小野園の「深蒸し茶」にぴったりな一年です。
また、お茶は、急須の中で、それぞれのお茶に適した温度のお湯によって、「より」がゆっくりとほどけ、うまみ成分が少しずつ溶け出すものです。ぜひ、「牛歩」でおいしいお茶を淹れてください。
静岡県では、茶がらを肉牛に食べさせたり、乳牛にお茶を飲ませたりする実験が進んでいます(注1、2)。
肉牛では、脂のうまみが増えて、口の中で溶けやすい牛肉になるそうです。
乳牛では、水だけを飲んでいる時に比べると、乳の量が増えているそうで、さらに、茶カテキンが牛のストレスを緩和する効果があるかどうかも検証中です。
小野園の「グリーンティー」は牛乳で割ってもおいしいですよ。
冬ギフトで毎年人気なのが、干支をデザインした「初春」。丑年のデザインで金・銀・赤の3色をそろえました。ご家庭用に、お年賀に、ぴったりです。
数に限りがありますので、ご注文はお早めに・・・。
注1)緑茶飲料残さを用いた肉牛用飼料の嗜好性改善技術の開発 – 静岡県畜産技術研究所研究報告第9号(2016)
注2)乳牛への緑茶飲水給与による抗酸化能向上の検討(第1報) – 静岡県畜産技術研究所研究報告第11号(2018)