若者に人気が高まっている「お茶」を
若い世代の茶葉消費量が増加
コロナ禍で、若い人たちの間でも、茶葉から淹れるお茶が定着してきています。
農林水産省が2021(令和3)年2月に公表した「緑茶の飲用に関する意識・意向調査結果」(注1)によると、新型コロナウイルス感染症拡大の前と後で、茶葉から淹れる緑茶を飲む頻度が「増えた」と答えた人は、14.3%に上ります(「とても増えた」「少し増えた」の合計)。
とりわけ、18~29歳の層でその傾向が強く、25.9%の人が「増えた」と答えています。
調査は2020(令和2)年10月から11月にかけて、18歳以上の人を対象に行われ、1,000人から回答を得ました。
「普段どのような緑茶を飲むか」という質問に対して、ペットボトルや紙パックに入った「緑茶飲料」と答えた人は全体の61.9%。茶葉から淹れた緑茶は54.8%でした(複数回答)。これまで、ペットボトル入りのお茶の人気が高まる一方で、茶葉の消費量は減少傾向にあったのですが、2020年は茶葉の消費量が3年ぶりに増加に転じ(注2)、その差が縮まってきたようです。
若い人は「風情がある」「おしゃれ」と感じている
茶葉から淹れたお茶を飲む機会が増えた人にその理由を尋ねたところ、18~29歳の層では「自宅で食事をする時間が増えたから」が66.7%、「自宅でくつろぐ時間が増えたから」が47.2%、「健康機能性に魅力を感じたから」が44.4%などとなっています。
急須でお茶を淹れることのイメージとしては「おいしいお茶がいれられる」がどの世代もダントツで、18~29歳の層でも54.0%がそう答えています。また、この層は39.6%の人が、茶葉から淹れることを「風情がある・おしゃれ」と感じていて、30~60代に比べてもかなり多くなっています。
一方、急須を洗ったり茶がらを片付けたりすることを「面倒」と感じる人は全体で36.8%でしたが、若い世代では33.1%で、ほかの世代に比べて低い回答率でした。
若い人は、茶葉から淹れるお茶のおいしさと風情をおしゃれに楽しむためなら、片付けも苦ではないのかもしれません。
春のお祝いにお茶を
自宅が過ごす時間が長くなったいま、茶葉から淹れるお茶は「おいしい・健康機能性が魅力・風情があっておしゃれ」といったことから、10代・20代の若年層にもお茶の人気が高まっていることがよく分かります。
春は卒業・進学・就職など、若い人をお祝いする機会が多くなるシーズンです。
風情があっておしゃれなお茶をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
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