お茶にはさまざまな効能があります。
受験シーズンには、お茶のカフェインで眠気覚ましと集中力アップ!
カフェインはお茶の苦味のもとで、淹れるときのお湯の温度が高いほどよく抽出されます。
おいしいお茶を淹れるには、60度から80度ぐらいのお湯が適していますが、カフェインをとりたいときはやや高めの温度で淹れてみてください。
カフェイン含有量では玉露がだんとつで、煎茶、抹茶が続きます。
茶葉を摘んだ季節で言うと、新茶に最も多く含まれ、秋の四番茶ではかなり少なくなります。
お茶やコーヒーで目が覚めるのは、カフェインが中枢神経を刺激するためです。
中枢神経が刺激されると、脳の働きが活性化し、気持ちも上向きになります。
栄養ドリンクにカフェインが配合されているのはそういう理由からです。
しかし、摂りすぎてもよくありません。
敏感になりすぎて、心がソワソワして落ち着かなくなったり、人によっては頭痛を引き起こしたりすることもあるのです。
そのため、「一晩中、コーヒーやお茶を飲みながら勉強する」という受験生のかたが、カフェインが多いからという理由で何杯も玉露を召し上がると、逆効果になることも。
たくさん飲みたいけどカフェインは適量で抑えたい。
そんなときにおすすめなのが、カフェイン少なめの粉茶です。
茶葉をまるごといただくので、一見、カフェインもたくさん摂ってしまうように感じますが、一杯あたりに使用する茶葉の量が少なくて済むのです。
また、粉茶はお湯を注ぐだけで簡単に淹れられますので、勉強の妨げにもなりません。
適度な覚醒と適度なリラックスで、受験直前期を乗り越えてください。