八十八夜の頃に摘まれる新茶から、秋の四番茶まで、お茶は通常、年間4回収穫されます。
人の手や茶摘機で摘まれた「生葉」は、蒸され、揉みと乾燥が繰り返されます。揉みあげて十分に乾燥させた茶葉を均一に混ぜ合わせたものを、「荒茶」と言います。
ここからさらに、ふるい分けなどで形を整え、仕上げの乾燥を行なって味や香りを引き出し、配合や調整をしたものは、「仕上げ茶」と呼ばれます。
仕上げ茶は、包装されて店頭に並びます。
茶葉は「荒茶」の段階で取引されることも多く、静岡県経済連が時期別に荒茶の平均価格を算出した資料があります。
それを見ると、2007(平成19)年には、一番茶(新茶)は1kgあたり2,772円で取引されています。
二番茶(6月下旬~7月上旬)は同915円。
三番茶(7月下旬~8月上旬)は同442円。
四番茶(10月上旬~中旬)は同350円。
新茶(2,772円)と四番茶(350円)では、取引価格がなんと約8倍も違うのですね。
特に新茶は需要が高く、お客さまの期待に応えられるよう、摘む時期を見極め、良い茶葉を厳選して生産するため、どうしても高額での取引となってしまうのでしょう。
小野園の深蒸し煎茶は、自社農園(一部契約農園)で摘んだ茶葉を自社工場で製造し、御殿場の店頭やインターネット販売でお客さまのお手元に届けております。
「生葉」や「荒茶」をよそで買い付ける必要がないため、高品質でありながらお求め安い価格が実現できるのです。
また、やはり静岡県経済連が種類別に荒茶の平均価格を算出しましたところ、2007年は、それぞれ1kgあたり、玉露が7,752円、煎茶が2,007円だったそうです。4倍近くも価格が違うのですね。
小野園の「天然玉露」は、種類別で言えば煎茶です。御殿場の気候が自然に生み出す玉露のような味わいを持った煎茶を、深むし製法で仕上げ、玉露と変わらない味と香りを実現いたしました。
小野園の深蒸し茶なら、おいしくて高級な味わいのお茶を、安全に、安心してお召し上がりいただけます。