お中元より重要
お歳暮は書いて字のごとく、「歳」の「暮れ」に、お世話になったかたにお渡しする季節のご挨拶です。
性質はお中元と同じですが、「そろそろ結婚して5年たつし、仲人さんへのご挨拶は年に1回にしたいな」という場合はお中元をやめてお歳暮だけ続ける、というふうに、お中元よりも重きが置かれています。
数の子、カニ、ハム、お酒、お茶
年の瀬にお贈りするものですので、もともとは年越しに必要な品物が主流でした。するめ、餅、数の子、新巻鮭などです。現代でも数の子は人気商品ですし、その他、カニ、高級ハム、和牛、お酒、高級そばなど、年末年始のごちそうに欠かせないものを贈るかたが多いようですね。
年末年始は、親類が集まったり、巣立った子どもたちが帰省したりと、団らんのシーズンでもありますので、お茶・コーヒー類もお歳暮で人気の商品です。
持参が正式なマナー
お中元・お歳暮は、本当は相手のご自宅まで持参してご挨拶とともに手渡しするのが正式なマナーです。
とはいえ、現代では、師走は何かと忙しくて訪問したりされたりが難しいので、配送で済ませても失礼には当たりません。
ただ、黙っていきなり送りつけるのではなく、季節の挨拶状をしたため、「別便で心ばかりの品をお送りいたしました。ご笑納下さいませ」と一言書き添えて、お歳暮を贈ったことを知らせておいたほうが良いようです。
風呂敷に包むべし
お中元やお歳暮に限らず、贈り物を直接お渡しする場合は、お店の紙袋のままではなく、風呂敷に包みなおすのがマナーとされています。
慶事には赤や桃色などの明るい色、弔事には黒や灰色など静かな色の風呂敷を用います。
藍色や紫や抹茶色はどちらにも使えるので、一枚あると便利ですよ。
百貨店などの風呂敷コーナーには、いろいろな模様や柄の風呂敷がありますので、お好みや用途に合わせて何枚もそろえたら楽しそうですね。
風呂敷ギフトあります
小野園の茶葉の中でも最高級の逸品を詰め合わせたギフト『富嶽の路』は、包装紙ではなく、風呂敷に包んで先方にお届けいたします。
「贈り物は包装紙や紙袋ではなく、風呂敷で」という、忘れたくない和の心が届きます。
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