お茶のおいしさは、お湯の温度と蒸らし時間で決まります。
たとえば、
・小野園の深むし茶は、70度のお湯で20秒から30秒蒸らす
・煎茶は、70度のお湯で1分蒸らす
・番茶とほうじ茶は、沸騰直後のお湯で30秒から1分蒸らす
といった具合です(芽茶と粉茶は蒸らしません)。
沸騰したお湯を少し冷ましたい場合、まず湯のみにお湯を注いで、湯のみを温めると同時にお湯を冷ますという方法が、よく知られています。
でも、「30秒」「1分」などの蒸らし時間はどうやって計る? 自宅のキッチンならタイマーもありましょうが、会社の給湯室や、よそのお宅のキッチンを使う時は?
腕時計があれば大丈夫ですが、最近では「携帯電話やスマートフォンで時間を見るので、腕時計はしない」というかたも増えています。
心の中で30秒カウントしても、人によって感覚はさまざま。1分ともなると、かなり個人差が出るものです。
そんな時、役に立つのが童謡『ぞうさん』(作詞:まどみちお、作曲:團伊玖磨)です。
「お鼻が長いのね」の1番を歌うと、だいたい15秒です。
「誰が好きなの」の2番まで歌えば、だいたい30秒。
フルコーラスを2セット歌えば、1分です。
深むし茶ならフルコーラス1セット、それ以外なら2セットと覚えてみてはいかがでしょう。
会社の給湯室で思わず大きな声で熱唱してしまわないよう、ご注意ください!
お茶のおいしい淹れ方、詳しくはコチラ