お茶が飲みたいけれど、もう夜遅いから眠れなくなるかも・・・という時、カフェインの少ないお茶があったら嬉しいですね。
茶葉に含まれるカフェインは、水にさらされることによって溶けだしますが、この水が高温になればなるほど、たくさん抽出されます。これは、渋み成分のタンニンも同様です。
一方、うまみ・甘み成分のアミノ酸は、水の温度はあまり関係なく、低温の水でもたくさん抽出されます。
そのため、80度ぐらいの高温で淹れたお茶は、味が濃く、また、カフェインがたくさん含まれます。
70度ぐらいだと、渋み(タンニン)が適度に抽出され、うまみ(アミノ酸)とのバランスが取れた味わいになります。カフェインも抽出されています。
60度ぐらいの低温で淹れると、渋みが抑えられ、うまみが多いお茶になります。ただ、タンニンもカフェインも含まれていないわけではありません。
では、どうすればカフェインの抽出を抑えられるのでしょう?
それは、「水出し」です。
カフェインもタンニンも、茶葉を水にさらせば必ず溶けだしますので、ゼロにはできませんが、水温が低ければごく少量に抑えることができます。
夜、遅い時間にお茶が飲みたい時は、水出しがおすすめです。
温かいお茶が飲みたい場合は、水出し茶を温めてお召し上がりください。
ホットミルクを作る時のように、雪平鍋で温めたり、電子レンジでチンしたりします。
冷たいお茶の淹れ方はコチラ