海外で日本茶の需要が高まっています。
輸出量・輸出金額ともに2017年ごろから急激に伸びはじめ、2021年には輸出量6000トン、輸出金額200億円を超えました。
2022年はさらに増えています(※1)。
2021年 6178トン、204億1824万円
2022年 6262トン、218億8742万円
輸出先は、米国・EU・台湾が多いのですが、最近ではアジア諸国や中東も増えているそうです。
海外では、抹茶など粉末状のお茶が人気ということが特徴です(※2)。大手コーヒーチェーンのメニューにも抹茶ラテがあり、「Matcha Green Tea Latte(マッチャ・グリーン・ティー・ラッテ)」「Matcha Powder(マッチャ・パウダー)」等と表記されているとのこと。また、カクテルやプロテインの味付けとして緑茶を使うことも流行しています。
そのほか、飲用としてだけではなく、粉末茶で味付けをしたお菓子(抹茶ロールケーキなど)も人気なのだそうです。
緑茶は、江戸時代から海外に輸出されていました。特に開国以後は、生糸と並ぶ重要な輸出品目でした(※3)。
その後、第2次世界大戦・中国茶人気の高まり・円高など、さまざまな局面を迎えるたびに輸出量は増減しました。バブル崩壊後の1991年には250トンあまりにまで落ち込みましたが、21世紀に入ってから世界各地で日本食ブームが起こり、再び増えています。
そしてコロナ禍による健康志向の高まりとともに、緑茶の持つパワーが世界的に注目を集めているのです。
小野園でも海外のお客様に人気の商品がいくつかあります。
特に人気なのが、パッケージに富士山をあしらったシリーズです。
中でも、外国の方への手土産や贈り物として特におすすめなのが、ティーバッグの「富士の彩り」です。茶器不要なので、急須やティーポットを持っていない方でも気軽に日本茶が楽しめます。
【富士山シリーズ】
https://onoen.jp/product-category/fuji_series/
ラテやカクテル、プロテインの味付けに、またお菓子作りに、「Matcha Powder」がほしい方にはこちらもおすすめです。
【粉末緑茶】
https://onoen.jp/product/ho013c/
https://onoen.jp/product/ho013/
※1 日本茶輸出実績 – 日本茶輸出促進協議会
※2 「aff」2022年4月号「日本茶を愉しむ」 – 農林水産省
※3 日本茶輸出の歴史に学ぶ~清水港茶輸出開始から100年~ - 静岡市