環境省の「名水百選」には、1985(昭和60)年選定のものと、2008(平成20)年選定の「平成の名水百選」2種類があり、合わせて200あります。
静岡県では、柿田川湧水群・安倍川・阿多古川・源兵衛川・湧玉池の5か所が選定されていますが、富士山を頂く静岡県内には、そのほかたくさんの名水があります。
静岡の名水で、静岡のお茶を淹れると、とてもおいしいですよ。
県内の名水を、いくつかご紹介します!
※飲用を保証するものではありません。水質を確認する、煮沸してから飲用するなど、じゅうぶんご注意ください。
※周囲の自然環境まで含めての「名水」です。ご訪問の際は、マナーを守って美しい自然を大切に・・・
・東洋一の水量「柿田川湧水群」清水町
美しい清流で、水質も大変良いです。水がきれいなところでないと生息できない植物も多く見られ、アユやホタル、カワセミなども住んでいます。
・ワサビ田の清流「安倍川」静岡市
清流でないと育たないワサビが、江戸時代から栽培されてきました。川岸の茶店で出されたきなこ餅に「安倍川もち」と名付けたのは、徳川家康と言われています。
・憩いの場「源兵衛川」三島市
三島駅から徒歩5分という市街地にありながら、カワセミやホタルが住んでいます。川岸の散歩道を歩く人や、水に触れる子どもたちでにぎわう憩いの場。観光スポットとしても有名です。
・富士山本宮浅間大社の境内に「湧玉池」富士宮市
信仰の対象としての富士山を象徴する浅間大社の境内にある「湧玉池(わくたまいけ)」。富士山の雪解け水でできた池で、透明度が高く、国の天然記念物にも指定されています。
・小野園とお隣同士 「新橋浅間神社 木の花名水」御殿場市
本宮と同じく、木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)を主祭神とする新橋浅間神社。静岡県内にたくさんある「浅間神社」のひとつで、この境内でこんこんと湧き出でているのが「木の花名水(このはなめいすい)」です。週末などは汲みに来る人が後を絶たず、多い日には100人ほども来るとか。他県からも汲みに来る人がいるほどの名水です。 場所は、小野園のお隣。小野園では、ご来店くださったお客さまに、木の花名水で淹れたおいしい深むし茶をお出ししています。この水で淹れたお茶は、まろやかな味わいです。富士のふところの名水で淹れたお茶、ぜひ飲みにいらしてください。 浅間神社についてはこちらもご覧ください
・浜松ならでは「うなぎ井戸の湧水」浜松市
白岩水神社脇が水源で、神宮寺川に繋がっています。昔、川をさかのぼってきたうなぎがこの池までたどり着き、巨大に成長したという言い伝えがあります。