4~5月に摘んだお茶は新茶(一番茶)、6~7月は二番茶、8月は三番茶、そして10月に摘んだお茶は四番茶(または「秋番茶」「秋冬番茶」)と呼ばれます。
夏の間にたっぷり日光を浴びた四番茶は、紫外線から身を守るために分泌する成分であるポリフェノールをたくさん含んでいます。
また、最近の研究では、四番茶に多糖類「ポリサッカライド(ポリサッカロイドとも)」がとりわけ豊富であることが分かっています。
ポリサッカロイドと言えば、富山医科薬科大学薬学部の清水峯夫助教授(当時)が行なった、ラットにお茶エキスを与える血糖値上昇抑制の実験などがよく知られています。
この清水助教授の実験では、水出し番茶のエキスを使ったそうです。
ポリサッカライドは熱に弱いので、水出しのほうがたくさん成分が抽出されるからです。
近年、ペットボトルのお茶も種類が豊富になり、番茶のペットボトルもすっかりおなじみになりました。
でもやっぱり、たくさん飲むなら自家製のほうがコスト面でも安心ですし、何より、市販の冷番茶の味は、なかなか家庭で作った水出し番茶に追い付けないようです。
秋番茶で作った水出し茶、冷蔵庫に常備してゴクゴク飲みたいですね!
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